国内だけじゃない、海外製薬企業もリストラへ
高齢化や薬価改定による薬剤費引き下げにより、日本国内の製薬企業でリストラが盛んになって来ています。
一方で、2018年に海外でも製薬企業の人員削減が行われているようです。
製薬大手ノバルティスは25日、今後4年間でスイスで働く従業員2200人を削減すると発表した。1500人近くは製造部門、700人は総務部門だという。
発表他のサイトへによると、人員削減は2015年に決めた生産戦略の一環。生産の重点を大量生産から革新的な個別化医療などに移す計画だ。「今後も製造ネットワークとサービス活動を適合させていく」とした。
swissinfo.chより引用
と報告されています。
この人員削減で注目すべき点は、人員削減の主な対象が製造部門だということです。
これまでにMRの削減は頻繁に行われて来ていますが、製造部門はどちらかというとリストラとしては聖域に近いところもあったと思います。
AIやオートメーションによる人員削減に加え、大量生産大量消費から個別化医療へのシフトによるものなのかもしれません。
ノバルティスでは、2011年にも数千人規模のリストラ計画が実行されています。
ノバルティスが2000人削減へ、年2億ドルのコスト縮小目指す
スイスの製薬大手ノバルティスの事業再編がスイスで抵抗に遭っている。国内で1,100人の削減に反対する労働組合はストライキの実施を警告し、経営陣に工場閉鎖計画の撤回を求めている。
ロシュに関してはこれまでに何度もリストラを実施しています。
スイス製薬ロシュ、欧米4工場を閉鎖 リストラ費用2000億円
国内だけでなく海外の動向も注目です。
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