製薬業界の2018年問題 〜リストラの嵐〜

製薬業界では、2010年問題が以前話題になりました。

2010年問題とは、

医薬品業界において2010年前後に大型医薬品の特許が一斉に切れ、各医薬メーカーの収益に重大な影響をもたらすと懸念されている問題である。

wikipediaより

です。この際は、ブロックバスターとよばれる売り上げの大きな薬の特許が問題となりました。

そして2018年は製薬業界でまたもや大きな動きが起きています。

人員削減です。

 

たとえば大正製薬では、2018年の8月に943名が早期退職に応募したというニュースが出ました。これは全従業員の15%に及んでいます。

大正製薬で人員大削減の波紋:週刊東洋経済

https://premium.toyokeizai.net/articles/-/18843

これまでのリストラは、新薬が少なくなっている状況では、MR等の営業活動を担う方々が対象となっていました。

しかしながら今後は研究開発の聖域にも及んでいます。

現にこの記事の中にも、

役員・幹部級社員の人事で、研究開発から営業担当への異動など、大胆な配置転換を実施してきた。

とあるように、研究畑から営業畑などの動きも見られています。

アステラス、4年ぶり早期退職募集 600人対象:日経新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3082053022052018X12000/

業務を終了する会社の従業員は計350人程度という。事業再編に伴い早期退職を実施するため、医薬情報担当者(MR)や研究開発の担当なども対象に含み、関連費用は100億円以上発生する見込み。

武田薬品がR&D部門を人員削減、外国人幹部が指摘する低生産性:ダイヤモンドオンライン

https://diamond.jp/articles/-/121816

変革の目玉である湘南研究所の研究員約1000人の処遇はまだ詳細不明だが、異動、転籍、退職などで約3分の1に減らす見通しだと関係者の間でささやかれている。

アステラス、武田も、研究開発にまで及んでいます。

 

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高給の製薬大手にリストラの嵐、医療産業のエリートが選手交代:ダイヤモンドオンライン

https://diamond.jp/articles/-/174849

の記事では、

2017年末~18年は、これまで判明した内資系製薬会社(アステラス製薬)と外資系製薬会社(仏サノフィ、独ベーリンガー・インゲルハイム、米MSD)の早期退職者数の見通しの合計が約1500人に上る。

(中略)18年だけで約2000人が転職市場に放出される可能性が高い。

となっています。

 

そのほかにも以下の報道があります。

2017年

スズケン 希望退職者は423人に 当初募集人員上回る 約半数は営業

大日本住友 生産本部の早期退職者募集に86人

2018年

サノフィ 早期退職優遇制度に定員の250人を超える応募が 若手社員も含む

 

研究をしたい学生の花形であった製薬企業の研究職にも、暗い影が見え始めています。

高給な製薬業界の従業員ですから、転職業界の動きも活発になるかもしれません。

 

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