エーザイもリストラへ 2020年まで三年連続実施の衝撃

製薬会社の2018年問題という記事を書きましたが、2018年の終盤になってもリストラが続いています。

↓過去記事はこちらから

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今度は、エーザイです。

希望退職者の募集について (ニュースリリース)

当社は、新薬創出のさらなる加速とその価値最大化に向けて、新ビジネスモデルへの転換と戦略的パートナーシップの推進に大きく舵を切っています。この社の変革期に際し、転進やセカンドライフを求める社員に対する選択肢として、希望退職を募集することを決定しました。
退職日: 第1回:平成31年3月31日、第2回:平成32年3月31日、第3回:平成33年3月31日

エーザイ 希望退職者を募集 初回は約100人 3回に分け実施

エーザイは10月25日、エーザイ単体に在籍する45歳以上かつ勤続5年以上の正社員を対象に希望退職者の募集を行うと発表した。募集は3回に分けて行う計画で、第1回となる2018年度は100人程度を募集する。19年度、20年度は初回の応募状況などを見て人数を検討するとしている。

ミクスonline

まずは100人来年も、再来年も実施しますよ。ってことで結構な人数になっています。

募集を3回に分けた理由について同社は「一度に多くの方に応募されると、ビジネス上の支障やマネジメントの承継に問題が生じるため」(PR部)と説明している。

段階的に縮小させていく気まんまんですね。

こんなん、残った社員のモチベーションは保たれるのでしょうか?

次は自分という不信感だったり、残ったことを後悔するひとも出てくるんじゃないですかね?

しかも向こう3年で実施するといっても比較的短期間なので十分支障が出ると思いますが。

「近年は40人程度だった新卒採用を今後は100人程度まで増やしたい」

組織の若返りをはかるということでしょうが、かつての電気業界のような動きになってきたような感じです。

できる社員は先に動くというのが、リストラの常です。V字回復で優秀な新人が100人も入ってくれる企業に変われるかが重要ですね。

そもそも、エーザイは2013〜2014年にもリストラを実施済みです。

(2014年)エーザイ 希望退職募集に396人応募 社員の9.6%に相当

エーザイは2月3日、日本で実施した希望退職の募集に396人が応募したと発表した。募集対象としたエーザイ(=単体)全社員の9.6%に相当する。同社によると、応募した社員は研究開発、営業、管理部門など多岐にわたり、どこかの部署に偏っているわけではないという。

(中略)希望退職の募集対象はエーザイに在籍する45歳以上かつ勤続5年以上の社員。

2010年から比較すると、2015年の時点で19%も減っています。

AnswersNews製薬業界、従業員を「減らした企業」「増やした企業」より引用)

2018年3月現在、エーザイは単体で3172人となっています。

さらに200人程度の削減があると考えると、3000人を割り込むことになるので10年度比では30%程度縮小されることになります。

一方で、その翌日にはこんな記事も。

エーザイのアルツハイマー新薬、追加データで不透明感払拭されず

米バイオジェンとエーザイが25日発表したアルツハイマー病治療薬の第2相試験の追加データは、新たな疑問を生じさせ、効果を調べるためにさらなる研究が必要となる公算が大きいことを示唆した。

エーザイにとって次のブロックバスターとして早期投入が期待されていただけに、長期化すると厳しいですね。

アルツハイマーにリソースを集中させていた感じもありましたね。

このような背景もあって、構造改革に動いているのかもしれません。

しかし、このリストラの背景にあるのは、エーザイ固有の問題だけではなく製薬業界全体の変化です。

もちろん大きな変化として、日本国内の薬価低減は大きく影響していますが、日本だけでなく世界の製薬業界で構造改革が進んでいることから、問題は根深いと考えられます。

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