博士号を取るにあたって (学部生向け)

博士号を取りアカデミックへ進むのは茨の道です。
それでも博士課程を取りたい方へアカデミックに進んでいない側からみた私からのアドバイスです。
個人の意見ですので鵜呑みにせず、色々な方からお話を聞いてください。

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修士の受験を考える

ベストな選択は、卒業研究を実施した研究室で学位を取ることです。
あとでも説明しますが、とにかく早めに実績を得ることです。

博士課程に進む前に学会発表や共著でも論文を稼ぎます。

・博士を取る人がほとんどいない。
・3年で卒業できない博士がいる。
・論文がほとんどでない。
そんな場合は、躊躇なく大学を移りましょう。

私立より国立です。偏差値ではありません。
私立は先生一人あたりの学生数が多い傾向にあります。
予算も国立のほうが多い傾向です。
学歴ロンダリングと言われようと関係ありません。
どこで、誰のもとで、どんなテーマで博士を取るかは人生がかかっています。
まずはテーマで選択しますが、可能であれば比較的若い教授を選びましょう。
定年などを考慮します。
アカデミックでは、博士取得後も推薦文がことあるごとに必要となります。
恩師は推薦文を書く第一候補になりますので、できるだけ長くポストについていてくれることが望ましいです。 
博士号取得に必要な論文数が多いところも避けます。
卒業を確実にするリスクヘッジの意味がありますし、論文数が多いとレベルを下げて二つの論文にしなければならなくなるかもしれません。
また論文執筆はレベルに関係なく時間がかかります。

学振を目指す

当面の目標は学振 (DC1) を取ることです。
学振を取るとお給料がもらえます。
お金に困っていないという場合でも、取得をおすすめします。
アカデミックでは、研究費を取るのも大事な仕事です。
そして今でも科研費が中心的な予算になっています。
学振DCは科研費取得の練習です。
その後の学振PDなど申請作業を通じて予算取得の書き方を学びましょう。
学振を得たことはずっと業績になります。
ここでポイントですが、学振の申請はマスターの2年の比較的早い時期に実施します。
ドクターに進んだあとの研究内容を申請し、審査されるわけですが、何も研究してない状況では具体的に描くことができません。
この時点である程度研究が進んでいるほうがベターです。
また業績欄もありますので、この時までに学会や論文投稿(共著でも)を済ませたいです。
修士から研究内容を変えた場合、この時点で一年程度しかありません。
なるべく卒研から一つのテーマで通すことでアドバンテージを得たいところです。

学振を取っていなくても優秀で成功している人はたくさんいます。

学振を取ってドロップアウトした人もいっぱいいます。

学振に通っても通らなくても気にする必要はありませんが、まずは通るように目指しましょう。

自分の研究だけでなく周りの研究を手伝おう

研究をとにかく進めたい気持ちはわかりますが、学部や修士では先輩や周りの研究を手伝いましょう。
あわよくば論文の共著に名前を入れてくれることを期待します。
論文はファーストオーサーが圧倒的に評価されます。

しかしながら、若い研究者には絶対的に業績が不足しています。
何番目でも構わないので共著があって困ることないです。
その中で論文執筆や論文のリバイスを学びましょう。

博士課程で留学する

博士課程に進学したら、修士からの研究をなるべく早めにまとめて、留学しましょう。
できれば一年以上確保したいところです。
英語の勉強もそうですが、外国の先生とコネクションを持つことは今後役立ちます。
偉くなって学会の招待者を探さなくてはならなくなるかもしれません。
博士課程中に留学できれば、学振PDと合わせて二箇所または長期で留学できます。

小さい学会でもいいので、若手の賞などがあれば応募し、受賞歴を得ておきましょう。

ポスター賞などでも構いません。

 

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博士課程修了間近はポスドク(PD)先を考える

研究室に残る選択肢もありますが、ここでも留学がおすすめです。
家族をもったりすると、留学は困難になる場合が多いです。
なるべく若いうちに経験しましょう。
PDでは博士号の研究に必ずしも直結している必要はありません。
博士で学んだことが活かせて新しいことが学べるところが良いかもしれません。
自分が中心となる研究ができるのは、博士からポスドク時代です。
ポスドクでは、大きな仕事を成し遂げたいです。

講師や助教のポストは、博士号取得後すぐは考えものです。

給与もよい場合が多く魅力的ですが、学生の授業や指導などにさかなくてはいけない時間が結構負担になるようです。

 

ある程度ポスドクをしたら教育歴をつけよう

准教授や教授のポストを目指す場合は教育歴も必要になります。

理研などの研究機関でもそうですが、学生の授業がないため教育歴が得られにくいようです。

非常勤講師などを利用して授業の経験をするようにしましょう。

 

 

ここまできて30代終盤でしょうか。

この通りに進むのは、かなり無理ゲーですね!

でも世の中には、こんな感じでキャリアアップしている人がたくさんいるのです。

アカデミックの道はプロ野球みたいなもんです。

このプランは私がアカデミックにいたと仮定した場合の理想像かもしれません。

何度も言いますが、私は博士課程すら出ていないです(笑)

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